インスリン(インシュリン)療法とは、膵臓から分泌されるインスリン(血糖を抑制する作用があります)の分泌が不充分になってしまう糖尿病に羅漢した方が、専用の注射器を使って定期的にインスリンを皮下注射することで血糖値を低下させる治療法です。
生活習慣病である糖尿病(加齢、遺伝、肥満、運動不足が4大原因と言われています)の日本国内の患者数は、この40年間で約3万人から700万人程度にまで増加し、糖尿病予備軍まで含めると2000万人に及ぶとも言われおり保健指導型の予防医療への転換が急がれています。
インスリン(インシュリン)投与に使用される注射器はプレフィルドタイプやカートリッジ交換タイプといったペン型タイプが主流となっており、医療機関で指導を受けることで患者自身が自分で注射を行うことができます。このため、自分自身でインスリン注射が可能な方の場合は(他の条件が合えば)どのホームにも入居することができます。しかし、インスリン注射を自分で出来ない場合は、(医療行為に該当するため)医師または看護師がこれを行う必要があります。したがって、(症状や状態にもよりますが、一般的な場合は朝食前と夕食前程度なので)日中看護師が常駐するホームを探す必要があります。