これまで、有料老人ホームが交付を義務付けられている重要事項説明書などに記載されている項目について説明いたしましたが、こういったものとは別にいわゆる「パンフレット」等といった有料老人ホーム側が施設入居を促すために営業目的で使われている文書等(広告)があります。こういった広告というものは、有料老人ホームのみならず、どういった業種の広告であっても、また、新聞、雑誌、情報誌、ホームページ等の媒体を問わず、『売上アップ』のために作成されるものです。したがって、虚偽の内容であったり、誇大な広告、不都合な部分を記載しなかったり小さく表記したり、、、といった情報発信者主導で作られているものも存在します。
したがって、どの有料老人ホームにするか?を検討する課程において参考にすることは良いことですが、過信しすぎたり、その情報だけで全てを決めてしまうのは非常に危険があります。パンフレットに目を通して有料老人ホームを数カ所に絞り込んだら、必ず、見学・体験入居をして実際に目で見ること、不明な点があればその時に聞くこと 等が大切です。