有料老人ホームの費用の仕組(月額)■有料老人ホームご案内ネット~全国の高齢者住宅の無料案内

有料老人ホームの費用の仕組(月額)
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有料老人ホームの費用の仕組(月額)

主に「家賃相当額」「管理費」「水光熱費」「食費」といった、毎月必要となる費用について。


月額利用料

月額利用料とは、主に「管理費」「家賃相当額」「水光熱費」「食費」「ホームの維持運営費(人件費等)」等によって構成されますが、施設によってその内容は様々で、たとえば、水光熱費は月額利用料には含まれず実費精算であったり、食費も取った分だけ別途請求、等有料老人ホームによってその内容、金額ともにかわります。

したがって、この月額利用料でまず注意すべき点は、表示されている月額利用料にどの項目が含まれていて、どの項目が含まれていないのか?をきちんと確認することです。そうしないと、入居した後に思わぬ出費が必要になったり、最終的には支払いが行き詰まって退去を余儀なくされる可能性もあります。
そして、2番目に注意すべき点が入院等の理由によって実際にホームに居住していなかった期間についての費用負担がどうなるのか?も大事なところになります。月額利用料の設定方式によっては、入院等によってその1か月間全くホームにいなかったのに通常の月と同じ費用が発生する場合もあります。
また、各入居者毎のライフスタイル(食事を3食とらない方にとって食事代が3食30日分が予め月額利用料に含まれているタイプでは不利益になります)なども考慮に入れて、慎重に内容の確認をしましょう。

また、入居一時金と連動する形で、入居一時金を低く設定して、その分月額利用料が高く設定(家賃相当額等を上乗せするため)されているケースやその逆のパターン、または基本パターンとして入居一時金や月額利用料が設定されているものの、入居者の希望(資金計画)によって入居一時金を増減させることで、その分月額利用料が増減するタイプになっている有料老人ホームもあります。

なお、入居一時金でも言えることですが、一般的に郊外型の有料老人ホームより都市型の有料老人ホームの方が人件費等で割高となるため高めに設定されています。

【管理費】
共用施設をはじめとするホームを維持・管理するための費用として、ケアスタッフ以外の職員の人件費等がこれにあたります。
【食費】
有料老人ホームでの食事サービス費用です。パンフレット等に記載されている金額は3食30日分であることが通常であるため大の月では1日分多く支払いが発生します。なお、有料老人ホームによっては、この食費の中に「おやつ代」や「厨房維持費」「厨房人件費」等が含まれているケースや別途請求されるケースがあります。また、実際に食事をした分だけ支払うのか、定額で毎月支払わなくてはならないのか?を確認しておく必要があります。
【水光熱費】
水道代、電気代といったものが予め月額利用料に含まれている場合もあります。各居室毎にメーターが設置されている有料老人ホームでは実費精算というところもあります。

介護サービス利用料(保険料を含む)

介護サービスの利用料には大きく分けて次の3つがあります。

【介護保険自己負担額(1~3割)】
介護保険制度によって、都道府県の一般型特定施設入居者生活介護事業者指定を受けた介護付有料老人ホームで提供される介護サービスや、外部サービス利用型特定施設入居者生活介護事業者指定を受けた介護付有料老人ホームまたは住宅型有料老人ホームで提供される外部の介護サービス(在宅サービスなど)を利用した場合、利用者の要介護度に応じてサービス利用料の1割を負担する必要があります。
なお、この1割負担分は介護保険法を運営している各自治体によって金額が異なり、また、同じ自治体であっても年度によって見直しがなされ増減する場合があります。
【介護サービスの『上乗せサービス』費用】
介護保険法で定められた一般型特定施設入居者生活介護事業者指定のケアスタッフに関する基準は、要介護者3人に対してケアスタッフ1人以上とされていますが、この基準を上回る手厚いスタッフ配置がなされている有料老人ホームはこの「上乗せサービス」費が必要となります。これは、入居者がより快適に暮らすことが出来るように有料老人ホーム側が国の指定基準以上のスタッフ配置をしているもので、超過部分のスタッフの人件費等にあてられ、利用者側の全額自己負担となります。
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【介護サービスの『横出しサービス』費用】
要介護認定を受けていない方への(一時的な)介護サービスや、食事サービスといった介護保険で給付が認められないサービスに対する対価として支払うものです。上乗せサービス費用と同様に利用者の全額自己負担となります。

これらの「上乗せサービス」費用や「横出しサービス」費用は、事前に利用者の同意が必要になります。また、支払方法についても月々で支払うケースと入居一時金として(または入居一時金とは別の名目だが入居時に一括して)支払いをするケースがあります。

その他費用

有料老人ホームに入居するための資金計画をたてる際に見落としがちなのがこの「その他」の費用です。一般的には、食費等が月額利用料に含まれているケースでは、その月額利用料に5~10万円程度をこの「その他費用」として見積もる必要があります。

【有料老人ホームに支払う費用】
一部共用施設の利用料(有料である場合はその旨表示されています)やレクリエーションに参加するための費用など有料老人ホームが提供する介護以外のサービス費用
【実費費用】
有料老人ホームに支払うものとしては、水道光熱費や食費(いずれも月額利用料に含まれない場合)がこれにあたります。
有料老人ホーム以外に支払うものとしては、電話料金、医療費、郵便・宅配料金、NHK受信料、新聞代、おむつなどの消耗品代といったものが挙げられます。
その他として、レジャー・娯楽費用、交際費といったお小遣いや衣料費なども必要です。


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