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有料老人ホーム選びのポイント(5)生活支援サービス

有料老人ホームでは、介護保険で定められる介護サービス以外にも、入居されている方がより豊かに充実した生活することが出来るように、食事や洗濯・掃除などの家事サービス、外出時の送迎サービスなどといった「生活支援サービス」が行われています。この「生活支援サービス」は各有料老人ホームの特色が現れている部分でもあり、その内容が各有料老人ホームによって大きく異なる場合がありますので、提供される内容と利用した場合の料金、利用可能な回数や時間などについて確認しましょう。

食事サービス
有料老人ホーム選びにおいて、そのホームで提供される食事の内容は大きなウェイトを占めます。食事の味や見た目、メニューの豊富さに加え、栄養バランス、各入居者の病状等にあわせた食事が提供されているかといった面が入居後の日々の生活の満足度を左右します。
したがって、パンフレットなどのみならず、実際に体験入居をした際に目で見て味などを確かめる必要があります。

【使用される食材】
無農薬野菜に限定するなど使用する食材にこだわりをみせるホームもあれば、レトルトなどの加工食品を使用しているホームもあり様々です。

【どこで調理されたものか】
有料老人ホームが管理栄養士や調理師を直接雇って、施設内の厨房で作っているホーム(別途厨房管理費や人件費が必要な場合があります)、外部の給食サービスを利用しているホームもあります。

【どこで食べるのか】
毎回の食事は、専用居室なのか、食堂で集まって食べるのか。レストラン利用なのか

【料金体系は】
利用した分だけ支払うのか、月定額制なのか。また、レストラン利用の場合はメニューの価格帯

【メニューの選択】
食事をメニューから選ぶことが出来るのかどうか。また、選ぶことが出来る場合はその種類や内容、季節によって変わるのかどうか。
また、選択方式でない場合についても、毎日同じ様なメニューでは飽きてしまいます。提供される食事が変化に富んだ献立になっているか、盛りつけに工夫がなされているか、旬の食材を使った料理が出されているか?なども(1か月間の献立表などによって)確認しましょう。

【量や味付けなど】
食事の量や味付け(濃い、薄い)、固さ(固め、柔らかめ)、好き嫌いへの対応が出来るのかどうか

【治療食など】
アレルギー対応、ソフト食(摂食、咀嚼、嚥下障害のある方)・きざみ食やミキサー食(噛む力がかなり衰えた方)といった介護食、糖尿病食など持病にあわせた治療食への対応(将来も見据えて)が可能かどうか?可能な場合の別途料金の有無

【その他】
来客用の食事提供の有無および料金、食事の予約方法(期間とタイミング)、予約した食事を取消す場合の期限。お誕生日やクリスマスなどのいわゆる「行事食(イベント食)」の場合の料理内容や追加費用
入浴
入浴は、(入浴に介助が必要な方の場合)スタッフのスケジュールもあって大半の有料老人ホームでは週単位などで利用出来る回数や時間などが決められている場合があります。その回数を超えて入浴をすることや決められた時間以外に入浴をすることが出来るのかどうか?また、利用出来る場合はその費用が別途必要かどうか?も確認します。また、お身体の状態によっては、機械浴やリフト浴が必要になる場合も充分に考えられますので、こういった設備の有無についてもチェックが必要です。
また、お風呂のタイプ(個室・共同浴場といった種別や大浴場・温泉・クアスパなどの有無)についても必要(趣味や性格)に応じて確認しておきましょう。
レクリエーション、サークル活動、行事
有料老人ホームでの生活を楽しく彩りあるものにしてくれるレクリエーションやサークル活動。こういったことが活発に行われている有料老人ホームでは活気があり、生き生きとした雰囲気になっていることが多いようです。
趣味にあった活動などがされているか?、また、設定されている行事等への参加方法(強制かどうか、費用がかかるかどうか等)についても確認し、入居される方の性格等にあった参加方法が提供されているか?確認することがが必要です。

【レクリエーション】
機能回復訓練やボケ防止といった観点からも行われている施設が多く、内容や頻度について確認しましょう。

【サークル活動】
茶・華道や囲碁将棋、ゲートボール、カラオケ等の同じ趣味を持つ入居者同士が集まって楽しむ活動です。中には、近隣の同系列の有料老人ホーム等とあわせて行われていることもあり、新たな趣味作り・友だち作りによって、有料老人ホームでの生活に生き甲斐や楽しさを見いだすことが出来るでしょう。
※自分の趣味にあったサークルが無い場合は、ホーム側に相談して新たに作ることが出来る場合もあります。

【行事】
毎月ごとのお誕生日会や季節にあわせたお花見・クリスマスパーティ・花火大会、趣味等の発表の場である発表会や外部のバイオリニストなどを招いての演奏会、近隣の幼稚園児との交流会など、各有料老人ホーム毎に独自の行事が設定されています。
リハビリサービス
【リハビリサービスの種類】~どういった種類のリハビリサービスが受けられるか?
(1)  理学療法士 が行う 身体リハビリ
(2)  作業療法士 が行う 生活リハビリ
(3)  言語聴覚士 が行う 言語リハビリ の3種類があります。

【リハビリサービスの提供を受ける場所】~どこで受けられるのか?
(1) 有料老人ホーム内の機能訓練室などで受ける
(2)  提携先の医療機関に出向いて個別に受ける

【リハビリを行う人】~スタッフなのか派遣なのか?頻度にも影響します。
(1) 専任の機能訓練士が日中有料老人ホームに常駐している
(2) 提携先の医療機関から定期的に派遣されてくる
認知症ケア
認知症の方に対するケアは、その方の行動などからどういった考え・思いがあるのか?ということを的確に読み取ってそれに応じた対処をすることが求められ、専門の知識と(認知症に対する治療やケア方法がまだ確立されていないため)経験によるところが大きい部分です。
(1) 認知症の方が現在または過去どの位入居されていたか?
(2) 認知症ケアを担当したことのあるスタッフの職歴(経験)や人数
(3) 施設内での勉強会の実施状況や外部セミナー等への出席状況
(4) (現在そうでなくても)将来認知症状が出た場合にどういった対応になるのか?
(5) 認知症の方専用のフロアがあるのかどうか?
居室、ホーム内の掃除などの家事サービス
有料老人ホームに入居されている方の家事全般を介助するこの「家事サービス」は、専用居室内の清掃や洗濯、買物代行、買物・散歩・通院といった外出時の送迎サービス、電話の取次や郵便物の受付・管理といったフロントサービス、貴重品の管理など、入居者の方が快適な毎日を送るための環境を整えるサービスです。
各家事サービスの実施有無と頻度、利用した場合の料金について確認しましょう。特に、高齢者の方は免疫力が低くなっており、ちょっとしたことで感染症の原因になることもあり得ます。そういった意味から居室の清掃や洗濯、リネン交換サービスといった衛生面での家事サービスの実施状況や、見学や体験入居時の共用施設の清潔さチェックは必須です。


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